量子インターネット

量子インターネット

量子インターネットとは、量子もつれや量子テレポーテーションなどの量子技術を用いて量子状態を遠隔地に転送するネットワークであり、分散量子コンピューティングなどの基盤技術として注目されています。量子もつれは崩壊するまでの時間制限があるなど、量子インターネット上では、古典ビットと量子ビットの違いを考慮したネットワーク制御が必要になります。長谷川研究室では、これまでのインターネットに関する研究の知見を発展させ、古典インターネットと量子インターネットの違いを意識した制御、それを発展させ、古典インターネットと量子インターネットの融合を目指しています。具体的な研究として、現在では、量子インターネット上の経路制御と量子テレポーテーションや超密度符号化を用いた量子インターネットと古典インターネットの融合を検討しています。

Quantum Internet
エンタングルメントスワッピングによる量子もつれのネットワーク化

Research Themes

研究テーマ一覧

ネットワーク × プログラミング

スイッチASICをベースに、超高速で低消費電力なBeyond 5G/6Gネットワークの実現に向けたプログラミング技術を研究しています。

ネットワーク × セキュリティ

機械学習と暗号技術を組み合わせて、Beyond 5G/6G時代の攻撃検出技術や攻撃防御技術を研究しています。

ネットワーク × AI × セキュリティ

多数のスマートフォンを協調させて、高速で安全な機械学習を実現する分散機械学習を研究しています。

ネットワーク ← AI × アルゴリズム

AIに基づく最先端のアルゴリズムを、もののインターネット (IoT) 時代の通信デバイスを対象として最適化しています。

6G × プライバシー

計算資源の豊富でないデバイスにおいて、高度信頼実行環境や軽量暗号を活用したプライバシー保護を研究しています。

量子インターネット

量子状態を効率的に送信するインターネット技術の研究開発を足がかりに、量子技術を用いたインターネットの実現を目指して研究しています。